保育理念

保育理念・保育目標

保育理念や保育目標などが入ります。

自分で考えて行動する子

  • 道の狭いところには、木を伐って並べ、藤づるでからめ、それで街道の狭いのを補った。
  • 長い間にこの木曾路に起こって来た変化は、いくらかずつでも嶮岨な山坂の多いところを歩きよくした。
  • そのかわり、大雨ごとにやって来る河水の氾濫が旅行を困難にする。

感性豊かな子

  • そのたびに旅人は最寄り最寄りの宿場に逗留して、道路の開通を待つこともめずらしくない。
  • この街道の変遷は幾世紀にわたる封建時代の発達をも、その制度組織の用心深さをも語っていた。

メッセージ

道路の位置も幾たびか改まったもので、古道はいつのまにか深い山間に埋もれた。名高い桟も、蔦のかずらを頼みにしたような危い場処ではなくなって、徳川時代の末にはすでに渡ることのできる橋であった。新規に新規にとできた道はだんだん谷の下の方の位置へと降って来た。

鉄砲を改め女を改めるほど旅行者の取り締まりを厳重にした時代に、これほどよい要害の地勢もないからである。この谿谷の最も深いところには木曾福島の関所も隠れていた。木曾路はすべて山の中である。あるところは岨づたいに行く崖の道であり、あるところは数十間の深さに臨む木曾川の岸であり、あるところは山の尾をめぐる谷の入り口である。